さて来月は「口腔がん撲滅キャンペーン月間」です。そして今年は日本初、レッド&ホワイトリボンキャンペーン*が開催されます。
今月は、その告知も含め、口腔がんについて書いてみたいと思います!
*10月開催される乳がんのピンクリボンキャンペーンの口腔がんバージ
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レッド&ホワイトリボンって?
口腔がんの炎症や病変部位の色が“赤”と“白”であることから、この色が目印になるよう、赤と白が口腔がんのテーマカラーとして制定されました。
アメリカでもピンクリボンなどと同様に口腔がんのシンボルとして使われています。
口腔がんについて
お口の中の粘膜(歯以外の全て)に出来る癌の総称が「口腔がん」で、初期は自覚症状がほとんどありません。次に白斑や潰瘍(粘膜の表面の変色)が出来、痛みやしびれ、物が噛みづらい、話しづらい、口が開けづらいなどの症状がでます。
口内炎が2週間以上治らない、しこりや腫れがある、赤や白など粘膜の色が違う、ザラザラ、ブツブツしている所がある、などの症状は要注意です!
写真:東京医科歯科大HPより
セルフチェックリスト
明るい場所で、大きめの鏡とガーゼやティッシュを用意します。入れ歯は外してください。
① 歯を軽く噛み合わせ、上下の唇の内側、前歯の歯肉をみる。
② そのまま頬を指で軽く引っ張り、奥の歯肉と頬の内面を観察。
③ 歯の裏側である内側の歯肉もチェックします。
④ 頭を後ろにそらし、上あごをみる。しこりや腫れ、色の変化を確認。
⑤ 舌を前に出し、舌の表面を確認。ガーゼやティッシュを巻いた指で舌を挟んで、左右の側面も観察する。
⑥ 上あごに舌をつけ、上にあげて、舌の裏側から下あごまでチェック。
⑦ 首やあごの下あたりにコブ状のものがないか確認。
出典:口腔がん撲滅委員会「口腔がんセルフチェックキット」より
少しでもおかしいな?と思うことがあれば、まずは歯科医院を受診しましょう!
ただ初期の口腔がんは、自覚症状がほとんどありませんので、自分で見つけることは困難です。葉山歯科では、口腔がん早期発見の為、年に1度は特殊機器を使った口腔がん検診を受診される事をお勧めしています。口腔がん検診の詳細、ご希望の方は受付へ。
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