先月号で予告通り、葉山歯科では
8月より口腔がん検診をスタート します!
今回は、口腔がんを早期発見・早期治療するためにどんな検診をするのか、詳しく触れてみたいと思います。
突然ですが、米国の口腔がん死亡率は日本の半分以下の19.1%だそうです。なぜこんなにも死亡率に差があるのでしょう?
実は米国も2000年頃まで今の日本と同じように、口腔がん検診といえば視診・触診が主な方法だったそうです。ところが発見が遅れた患者様から「なんでもっと早く見つけてくれなかったんだ!」という訴訟が増えてしまった為、癌の早期発見率を上げる装置を政府の助成で開発したそうです。その装置がベルスコープという器械です。
右の写真上のように肉眼では分かりにくくても、ベルスコープの特殊な光をあてると写真下のように
病変組織が黒くなるので癌の早期発見率があがるというものです。米国では視診・触診に加え、この装置も使った検診が主流になっており、この口腔がん検診を半年に1回受けるのが実質義務化されているそうです。
このベルスコープ、日本では昨年医療機器として届出されたばかりなのですが、葉山歯科ではこの最新鋭の装置を導入して、口腔がん検診を始めます!
口腔がん検診の流れ 1. ご来院頂いたら、まずは口腔がん検診用の問診票にご記入頂きます。
2. 始めにお口の中を視診・触診します。粘膜に異変がないか、しこりがないか診ていきます。
3. 次にベルスコープの光を当てて、お口の中の隅々まで視診します。
4. 記録、及び診断書用に、お口の中の写真を撮ります。この時、通常の光でのお口の中と、VELscopeを使って見えるお口の中の両方の写真をあらゆる角度から撮らせて頂きます。
5. 最後に写真のような検診の結果報告書をお渡しします。
虫歯、歯周病、歯石除去、矯正など治療の必要性、緊急度、今後の治療計画なども併せてカウンセリングさせて頂きます。 またお口の中の写真(通常光&ベルスコープ使用)と、粘膜の観察結果も併せて報告します。
検診希望の方は受付、またはお電話でご予約下さい!