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葉山歯科

デンタルニュース 11月号

急に朝晩も冷え込んできて、すっかり秋らしくなってきましたね♪

あつ~い夏があれだけ延々と続いて、一気に冷え込んだ今日この頃・・・

まずは体調管理に気を付けて、冬を無事に乗り切りたいものです。


さて今月は、かる~く読める閑話休題的な内容で、色んな生き物の歯について書いてみたいと思います。


サメの歯って何度も生え変わるってホント???

そうなんです!サメの歯は『多生歯性』と呼ばれ、一生にわたって何度も生え変わります。サメの歯は欠けたり、抜けたりしてダメになると、後ろに生えている予備の歯がどんどん前に移動する仕組みで、抜けてから10日で1列全て生え変わるそうです。一生で2万本以上(!)の歯が生え変わると言われています。


このような仕組みなのでサメのギザギザ歯はバラバラに並んでいます。そもそもあの歯でパクっと獲物を捕らえられれば、あとは丸飲みするだけなのでそれで用を足しているということかもしれませんが。。。


一方、我々人間の歯は『二生歯性』といって、乳歯の後に永久歯が生えると、それ以上は生え変わりません。人間に似ているサルやチンパンジー、犬や猫なども二生歯性です。そして『二生歯性』があるなら『一生歯性』もありまして、一生の間に1回しか歯が生えないネズミなどの動物もいます。


歯の数や形もそれぞれ・・・

皆さんは人間の歯は、何本あるかご存じですか?

答えは、乳歯が20本、永久歯が28本で、親知らずが全部生えると合計で32本です。猫は30本、犬は42本、馬に至ってはメスが36本、オスが40本とメスとオスの本数が違うんだそうです。ちなみにライオンはネコ科なので、猫と同じく30本です!


肉食動物の場合は、どの歯も鋭くとがっています。牙と呼ばれる犬歯はキリのように鋭い形をしていて、獲物をかみ殺す役割があります。前歯は肉を骨から引き離し、奥歯はとがった歯がかみ合うことではさみのような役割をしています。


一方の草食動物の場合は、前歯で草を噛み切り、奥歯で草をすり潰すので、奥歯のかみ合わせる面は広くて平たく石うすのようになっています。ちなみに牛やキリンは上の前歯がなく、下の前歯と上顎の固い歯ぐきが包丁とまな板の役割をして上手に草を噛み切るそうです。


肉も野菜も食べる人間は、とがった犬歯と、平らな奥歯の両方を持っています。ところがインコのような草食の鳥にも鷲などの肉食の鳥(猛禽類)にも歯はなく、お腹の中で食べ物をすりつぶして消化するそうです。


それぞれの動物が、進化の過程で色々変わったと想像できます。我々人間は、火を使うことを覚え、糖分を取って食生活を大幅に進化させましたが、その代わりに歯磨きは必須になりました。しかし3回目の歯の生え変わりはありません。ですからおうちでのケアは勿論ですが、歯科医院での定期的な検診をして今ある歯をなるべく長く大切に使って頂ければと思います。

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