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デンタルニュース 3月号

  • 葉山歯科
  • 2018年3月1日
  • 読了時間: 2分

河津桜が咲くこの時期、さくらまつりをやってますよね。 それを見ると「あー、そろそろ春だ♥」と思えるようになってきますね♪

さて1月から始めた唾液検査ですが、検査結果のお話をする時に触れるのが唾液ってなんぞや?ということ。意外と唾液の役割や、その重要性が知られていないようなので、今回は唾液について書いてみます!

もし唾液がなかったら??? 当たり前のようにお口の中に出てくる唾液、その重要さについて改めて考えることは少ないかもしれません。でも、もし唾液が出なくなったら下のような色んな問題や症状がでます。

  • 口が乾燥して続けて話ができない。水なしでは言葉につかえる。

  • 食べ物を噛むと色んな所にくっつく。食べ物は噛んでいるうちに餅状になる。

  • 潤滑剤の役割をする唾液がないと、食べ物を飲み込むこともできない。

  • 口がとにかく乾き、水なしでは夜も寝られない。

  • 口の中にカビが生えたり、ひび割れを起こして痛みが出る。

  • 細菌が口の中で繁殖しむし歯は広がる。

  • 増殖した菌が血管の中に入ると、感染症になることもある。

  • 感染がさらに進むと敗血症、多臓器不全などになる可能性もある。

こうやって改めてどうなるか見ていくと分かるように たかが唾液、されど唾液💦

大人では1日1リットル~1.5リットルの唾液が分泌されます。この唾液がお口の中の細菌を洗い流します。唾液がお口の中に一定量たまると細菌ごと胃に流し、胃の中の酸でこれらの細菌を殺します。こうやって健康が保たれています。

また唾液の中の重炭酸ナトリウムはむし歯菌が作り出した酸を中性に戻す働きがあり、カルシウム、リン酸、フッ素イオンなどは歯の表面のエナメル質をサポートし、歯の再石灰化(食事をして溶けだした歯の表面を自然修復するメカニズム)を促進してくれます。つまりむし歯予防に重要な役割を果たしているのです。

不幸にも病気の治療や、薬の副作用、またはストレスなどから唾液が出なくなったり、出にくくなったりすることはあります。そんな時は、下図のように唾液腺をマッサージしてみましょう!

 
 
 
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