さてさて、今年もバレンタインの時期がやってきました♥ ただ歯医者でチョコと言えば、やっぱり気になるのは む・し・ば。
世の中にたくさんあるあま~い食べ物の中で、どうしてチョコだけ「むし歯になるわよ!」と目の敵にされるか知ってますか?
ということで今回はむし歯になりやすいものとそのケアについて。
むし歯になる仕組み このニュースをずっと読んでいらっしゃる方は「耳タコ」かもしれませんが、むし歯菌がお口の中に残っている食べカスを発酵させて乳酸を作り、その酸が歯を溶かします。
但し、唾液の作用できちんとお口の中を中性に戻してあげていれば、必ずむし歯になるワケではありません!
これを図にするとこちら↓↓↓
出典:ライオン株式会社「Lidea」より
何か食べるとお口の中は酸性になります。緑の線(pH5.5)まで酸性になると歯が溶け始めます。
時間と共に唾液の力で中性に戻り、溶けた歯の表面も元に戻ります。 歯の表面が元に戻ることを「再石灰化」と言います。
ではここで質問です! もしグラフのpH5.5~4.0(ピンクの部分)が長時間続いたらどうなるでしょう?
そう、歯がしっかり溶けてしまいます。(笑)
そうなると唾液の力だけで元に戻らなくなります。つまりむし歯になってしまうのです。
ダラダラ食いは勿論ですが、バレンタインでもらった美味しいチョコレートをじわーっとお口の中で溶かしながら食べているのをちょっと想像してみてください♥ ♥ ♥
はーい、ばっちり「むし歯作製中」の図です♪♪♪ 同じ理由でキャンディなどもお口の中に長く留まるので要注意スイーツになります!
ケアの方法 といっても、「チョコレートやキャンディを食べてはいけません!」という野暮なことは言いません。食べてもいいけど、食べたらケアする、これです!ということで、マメに歯磨きをしましょう。
「分かっちゃいるけど、毎回歯みがきする時間がとれないだよなぁ・・・」
そんな方にはここだけの裏技を。無糖の温かいお茶などを飲んでください。奥歯の溝などに残ったチョコレートなどを溶かして洗い流してくれます♪勿論、このデンタルニュース愛読者は他の答えも知ってますよね?(笑)