疫病が流行ったかと思えば、今度は戦争とか。嫌な世の中ですね。穏やかで安全に過ごせることが当たり前になりすぎているのかもしれませんが。。。
閑話休題でお口の中の話。お口の中にはたくさん細菌がいて、その中でも悪玉菌から我々の身体は日々攻撃されています。今回は、そんな悪玉菌の代表、Pg菌について。
Pg菌ってなに?
正式にはPorphyromonas gingivalisという長~い名前ですが、歯周病菌の一つです。いくつかいる歯周病菌の中でも一番の悪玉菌と言われるこのPg菌、お口の中にいる悪さをしない菌まで仲間に引き込んで歯周病をどんどん悪化させる性質があります。
歯周病菌のボス的存在がPg菌で、普段悪さをしないけどボスのPg菌につられて悪さをし始める菌を日和見(ひよりみ)菌と呼んだりします。面白いですよね?
お口の中の細菌は主にプラークと呼ばれるお口の中の汚れの中に住んでいますが、プラークが少なくてもこのPg菌がたくさんいる人は、いない人に比べ、より歯周病が悪化しやすいと考えられます。
Pg菌と病気の関係
歯周病は、歯の周りの組織(歯周組織)の細菌感染から炎症を起こして最終的に歯が抜ける病気です。痛くないからと治療を怠ると1本、2本と歯を失う怖い病気ですが、実はそれだけでなく心臓病や誤嚥性肺炎など全身疾患と大きく関係することが分かっています。
ここまではある程度知っている方も多いと思いますが、実はPg菌が認知症、脳梗塞、心筋梗塞、ウイルス性疾患、糖尿病、関節リウマチなどあらゆる病気と深く関係があることも最近では分かってきています。つまり、お口と身体の健康のためにはこのPg菌をやっつけておくことがとても重要なのです!
Pg菌を減らすには?
歯周病のボス菌を減らすには、もちろん歯周病治療をすることが一番の近道です!
歯周病治療をする=細菌のコントロールをする、つまり細菌の住処であるプラークを徹底的になくしていくこと、薬を使って殺菌・溶菌をすることです。
でも細菌って目に見えないですよね?
そこでおススメなのが細菌を計測する検査です!むし歯菌の計測は唾液検査を数年前に導入していたのですが、今回はPg菌を計測する器械を導入しました!その名も
Pg菌検査 です!ご希望の方は、スタッフまでお気軽にお声掛けください。
このPg菌検査についてまとめた動画(YouTube)があります。
視聴はコチラ↓↓↓
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