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  • 葉山歯科

デンタルニュース 3月号

老眼になって診療中にルーペをかけるようになって数年。ルーペ跡がおでこにくっきりついて、消えなくなりました。休日にもくっきり出ている跡をみて「あぁ、歳をとったなぁ」と感じる今日この頃。。。(笑)


加齢と共にこうやって肌のハリがなくなるのと一緒で、実はお口の中も歳を重ねることでどんどん影響が出てきます。今回はお口の中の加齢について。


歳をとると歯周病になる!?

歳をとると新陳代謝が低下するというのは良く知られています。ただ新陳代謝の低下と歯周病の発症に関係があるというのはあまり知られていません。『成人8割が歯周病』と言われるように、子供では発症しにくい歯周病は新陳代謝と大きくかかわっています。


新陳代謝と歯周病の関係

歯周病は、歯周病菌によって引き起こされます。歯周病菌の細胞膜には毒があり、歯周病菌が歯ぐきに触れると、この毒によって歯ぐきの炎症が起こり歯周病を発症します。

子供も大人と同じく歯周病菌によって歯ぐきの炎症が起こりますが、新陳代謝が活発なので歯ぐきの細胞が翌日には新しく入れ替わります。ですから歯周病を発症しにくいのです。


残念ながら大人になり歳を重ねると共に、歯周病菌で壊された細胞を一晩で修復できなくなります。すると少しずつ修復できない壊された細胞が増えていき、細菌の力が細胞の再生能力を上回ってしまい、歯周病が発症するのです。


上の表の通り、実際に30代から徐々に歯周病の症状がある人が増えていくのが分かります。


お口のお手入れを怠ると、細菌がどんどん増えていき歯を失うことにつながります。また歯周病菌が全身に回ると脳梗塞、心臓病、誤嚥性肺炎など様々な病気を引き起こすことも知られています。健康寿命を延ばす為にも、しっかりお口のお手入れをして細菌の数を減らすことが重要になります!


まずはお口のお手入れ、始めてみませんか?ご相談はお気軽にどうぞ♪



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