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葉山歯科

デンタルニュース 3月号

今年の冬は暖かくて過ごしやすいですね♪とはいえ、一度雪が降りましたが、あっという間に溶けてくれたので、今年も除雪機は倉庫待機のままです!


さて最近立て続けに何人かに相談されたのが、歯ぎしりのトラブル。

寝ている間にガリガリするのは自分ではどうしようもないので辛い所です。

ということで、今月は歯ぎしり、食いしばりのお話です。


歯ぎしりとは?

歯科では食いしばりや歯ぎしりの習癖を扱います。


食いしばりは、無意識の間に上下の歯をぎゅーっとかみ合わせて力を入れている状態のことを指します。歯に異常な力がかかるため、歯の破折を招きやすい特徴があります。

一方の歯ぎしりは、上下の歯をガリガリこすり合わせる状態(グラインディング)のことを指します。寝ている間が多いのですが、ひどい場合は音がするほどの歯ぎしりで、家族に言われて気が付いたり、痛みで目が覚めたり、起きてからも痛みが続くことで気付くようです。


歯ぎしりの問題点

歯の摩耗: 歯の表面がすり減ります。すると歯の表面のエナメル質を傷つけるため、歯の寿命を短くする原因となります。摩耗した歯は感度が増し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。


歯の欠けや割れ: 歯に過度な圧力がかかるため、歯が欠けたり割れたりすることがあります。特に奥歯は歯ぎしりの影響を受けやすい部位です。


歯周病の進行: 歯ぎしりは、歯だけでなく歯肉(歯茎)などの歯周組織に強い力(通常の噛む力の2~3倍の力)を加えます。すると歯肉の炎症が激しくなり、歯ぐきのポケットが深くなったり、歯を支える骨が吸収されたりして、歯周病が悪化することが考えられます。


顎関節症: 顎の筋肉や関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。顎の痛み、口を開け閉めする際の不快感、頭痛などが症状として現れます。


睡眠障害:睡眠を妨げたり、目が覚めたりと、睡眠の質を低下させる原因となります。


とはいえ歯ぎしりはストレス発散のための生理現象と考えられているので、多少の歯ぎしりは悪いことではありません。しかし生理現象が原因で問題がでるのであれば、歯を守ってあげることも考えてみましょう。


マウスピース

マウスピースには、歯ぎしりによる力の負担から歯を守る効果があります。歯や歯ぐきにかかる力を逃がしたり、クッション効果で負担を和らげたりできます。


歯科医院で、保険適用(3割負担で約3000円程度)で作れます。歯ぎしりにお悩みの方はスタッフまでお気軽にご相談ください♪

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