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  • 葉山歯科

デンタルニュース 4月号

桜を楽しむ心の余裕もないほどに新型コロナウイルスの勢いがとまりません。心が痛むニュースが多い中、ただただ早く収束することを願うばかりです。


その憎きウイルス、基本的にはお口から入ってきます。手洗い、うがいが一番の予防とされる所以です。そこで今月は、今考えられる最強のお口をきれいにする方法をご紹介します!


では、まずは先月号のおさらいから♪

私たちのお口の中のあらゆる所には、細菌がたくさん住んでいます。特にお口の中は、細菌にとって居心地の良い温度と湿度で、実験シャーレと同じように細菌がどんどん繁殖しやすい環境です。むし歯も歯周病も細菌感染症なので、細菌数をコントロールすることが重要です。その為にはお家でもきちんと歯磨きして、定期的に歯医者さんにかかりましょうね、というのが前回まで。


そして今回は、どうやって細菌数をコントロールするか、これを具体的に掘り下げます。

細菌数が一番多いのはプラーク(歯垢)の中ですので、プラークが硬くなってしまった歯石も含めて、きれいに取り除く必要があります。この辺りはまずはプロにやってもらうのが一番いいので、歯医者さんで定期的にクリーニングをすることになります。


歯科医院でのクリーニングでは必要に応じて薬品も使いますので、薬品の殺菌効果とクリーニングの相乗効果で、かなり細菌数を減らすことができます。しかし実験シャーレ環境でこの状態をなるべく保つ為には、やはりお家でもきちんとお手入れをしていく必要があります。


お家で細菌数をコントロールするには、


1) 細菌のエサとなる汚れを出来る限り毎日自分できれいに取り除くこと

2) 薬剤の力を借りて、きちんと殺菌・溶菌して細菌数を減らすこと


この2つに尽きます!


これで話を終えると「な~んだ、それだけ?」という声が聞こえてきそうなので、この2つを叶える最強アイテムとその使い方をご紹介!


  1. 当院で扱ううがい薬で、プラークと細菌の両方を溶かします。

  2. 溶けた細菌の死骸、歯の表面に残っているプラークなどを音波歯ブラシ、 ソニッケアーで一掃します。もちろん、歯間ブラシやフロスはこの段階でいつも通りやっておきましょう!

  3. むし歯予防の高濃度フッ素入り歯磨き粉、知覚過敏用の歯磨き粉、歯周病向けの歯磨きジェル、などお口の環境に合わせて歯磨き粉をさっと歯の表面に塗って終了です。


このうがい薬、ウイルスも効くとされています。ぜひお試しください!


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