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葉山歯科

デンタルニュース 4月号

コロナ禍に関係なく、桜は咲き、暖かい穏やかな春が来ましたね♪

緊急事態宣言は解除となりましたが、まだまだ先行き不透明な状況です。こちらも早いところ収束し、春が来るといいのですが・・・


さて、ここ最近、口内炎が原因で受診される方が続いたので、今月は口内炎について書いてみたいと思います。


口内炎とは?

読んで字のごとく、お口の中に出来る炎症のことです。実際にはお口の中だけでなく、唇などお口周りの粘膜(歯以外のやわらかい組織)にできる炎症を総称して口内炎と呼びます。


その種類や原因は様々ですが、外部からの刺激によって炎症のもとや痛みのもとが作られ、お口の粘膜がただれたり、組織がえぐられて潰瘍ができたりします。


口内炎の種類と特徴

・ アフタ性口内炎

最も一般的で、潰瘍性の口内炎です。中心が白っぽく周りが赤く腫れたり、ただれたりして、痛みやしみるという症状があります。免疫力の低下や栄養不足(ビタミンB2)などが原因と考えられています。


・ ウイルス性口内炎

お口の中のウイルスや細菌が増えることによって出来る口内炎です。ヘルペスウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス(水ぼうそうや帯状疱疹の原因ウイルス)、カンジダ菌(カビ)、性感染症などのウイルスや細菌によって、小さな水泡ができたり、真っ白な苔状のものに覆われたり、膿瘍(内部に膿がたまった空洞)が出来たりします。


・ カタル性口内炎

物理的刺激によって起こる口内炎です。詰め物などの不適合、矯正器具や入れ歯による傷、噛んで出来た傷、やけど、薬品による刺激などがこれにあたります。粘膜が赤く腫れたり、水泡ができたりします。


・ その他の口内炎

食べ物や金属などによるアレルギー反応でお口の中で炎症が起こることがあります。

タバコの成分による刺激、喫煙による乾燥による細菌感染、などから口内炎になります。

全身に炎症を起こすベーチェット病、体の免疫力を低下させる糖尿病や白血病なども口内炎の原因となることが知られています。

口内炎のように見える口腔がん、がんになる前の状態ということもあります。


口内炎はある意味、健康状態のバロメーターになります。もし口内炎ができやすい、なかなか治らないということであれば、放置せずにご相談ください!



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