top of page

デンタルニュース 5月号

  • 葉山歯科
  • 2020年5月1日
  • 読了時間: 3分

新型コロナウイルスの猛威がなかなか衰えず、とうとう緊急事態宣言も出て落ち着かない日々と思います。


世間では「歯医者は危ない!」といった情報が出回っているせいか「歯が痛いけど、どうしたらいいの?」と聞かれる状態です。そこで今回は、「歯が痛くても、痛くなくても、通常通り歯医者に通院しましょう」という内容で書いてみました。


外出自粛期間中の医療機関受診について

まず前提として、どの医療機関の受診も「不要」ではありません。理由があって治療する「必要」があるからこその通院ですので、自己判断で治療中止するにはリスクを伴う可能性があります。また新型コロナウイルスが猛威をふるっていても、みなさんが健康な生活をおくれるよう、医療機関はサポートする立場にありますから、自粛要請された業種ではありません。


当院にも「痛みがないし急ぎではないから」と予約延期のご連絡がありますが、残念ながら「痛みがない」=「急ぎではない」→「今、治療しなくてよい」とは必ずしもなりません。ではその辺り、もう少し詳しく掘り下げます。


新型コロナウイルスに負けず歯の治療をした方がいい理由

むし歯も歯周病も初期は痛みがでない為、すぐに治療をしなくても大丈夫と思われがちです。しかしいつ痛みが出てもおかしくない状態は勿論ですが、痛みが出ていない時にこそ治療をしておいた方が、後々痛みに苦しまない、歯を長持ちさせられる、治療回数を減らすことができる、治療費を抑えることが出来る、などのメリットがあります。


またむし歯も歯周病も細菌感染症ですから、きちんと治療をしておかないと、歯や、歯ぐきが感染し、炎症を起こしてしまいます。この炎症が免疫力と大きくかかわってくるのです。


ここで分かりやすく説明するのに、コロナ感染をバトルゲームに例えます!


左側が戦士の自分。持っているライフ(免疫力)がゲームスタート時に10あるとします。

右側がコロナウイルス。自分に絶えず攻撃してきます。


体内に炎症があると、炎症を治す為にこのライフを消費していき、持っているライフが10→9→8と減っていきます。当然ながらコロナウイルスと戦うには、ライフ5で戦うより、ライフ10で戦った方が勝つ確率はあがります。長期戦のコロナバトル、免疫力のある人の勝ちです。


またこの新型コロナウイルスで発症した肺炎に、歯周病菌が原因とされる誤嚥性肺炎が加わるとします。ダブル肺炎でゲームオーバーとなりかねません。


同時にコロナウイルスに感染しないように予防することも重要です!

葉山歯科では、ダイアモンドプリンセス号の最終殺菌消毒でも使われたというオゾンを導入しています。アルコールや次亜塩素酸より短時間で強力な殺菌力を持つオゾンで、院内の消毒をはじめ、皆様に安心して受診して頂けるよう、患者様ごとに来院時、診療時、診療後も都度、手指・お口の消毒をして頂いてます。



Comments


bottom of page