デンタルニュース 5月号
- 葉山歯科
- 2022年4月30日
- 読了時間: 3分
連休は如何お過ごしになられましたか?暖かくなりだんだんいい季節になってきましたね♪安全で、健康で、いつも通り過ごせる所にいることに感謝しながら、今月のニュースをお届けします!
なんとなく選んでいる方も多い歯ブラシ、今回はおさらいも
含めて改めて触れてみたいと思います。

診療中によく聞くのが
「毎日きちんと磨いてるつもりなんですけど。。。」
そうですよね、気持ちは良く分かるのですが、「磨いてる」と「磨けてる」はやっぱり違うんです。
細菌感染によるむし歯も歯周病も、まずは細菌の住処である汚れをきれいに取ることが基本。つまり、その汚れをとるツールである歯ブラシをどう選んで、どう使うかが大切なのです。
ではまず選び方から。「担当歯科衛生士に選んでもらってください!」と言うと、この話自体が終わってしまうので(笑)、大まかに歯ブラシのチェックポイントについて
☑ 歯周病の進行度
歯周病が進むと歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)が深くなり、ここに細菌が溜まりやすくなるので、歯周ポケット奥深くまで届きやすい毛先の処理がされているものがお勧めです。
☑ 歯ブラシの硬さ
歯ぐきが腫れている、抜歯したばかり、など歯ぐきが弱っている時は軟らかめの歯ブラシがお勧めです。ただ柔らかすぎると汚れがあまり取れないので、歯ぐきが健康になった時点で普通の硬さにしましょう。たまに硬い方がいいと言われる方がいらっしゃいますが、ゴシゴシやりすぎると歯ぐきが傷ついてトラブルの原因になりますので、うちではお勧めしていません。
☑ 歯ブラシの毛先の形状
毛先処理なしでザクっと切ってあるだけの歯ブラシは安上がりですが、使うとチクッしたり、歯ぐきを傷つけることもあります。同じ真っすぐの歯ブラシでも、きちんと毛先を丸める処理されている方がお勧めです。また歯周ポケットに入りやすいように毛先が細くなるように処理されていたり、着色を落としやすく断面が大きくあたるように処理されていたり、用途によってもそれぞれありますので、その辺りも考えて選ぶ方が良いでしょう。
☑ ヘッドの大きさ
実はヘッドの大小と、汚れの落ち方には差がないというリサーチもあり、あまりサイズに神経質になる必要はありません。歯の形は複雑で、歯ブラシだけでは汚れは落としきれないため、歯間ブラシやフロスなど様々な補助用品を使う必要があります。ですから、補助用品の使い方によって歯ブラシを決めていくという方法もアリ、です。
むし歯、歯周病、ホワイトニング、子供用、電動、と用途別にたくさんの歯ブラシがあります。自分で選ぶのが難しい方には当院で扱っている20種類以上の歯ブラシからお勧めのものを選びますので、お気軽にご相談ください!
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