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葉山歯科

デンタルニュース 7月号

毎日、毎日暑くなりました! 夏ですね♪♪♪

7月から海の家もオープンし、葉山もコロナ前の活気が戻ってきた感じがありますね。ただ正直、渋滞は避けたい所ですが。。。


さて、今月はメタボとお口の関係について書いてみたいと思います。

えっ、ワタクシ???うーん、ちょいメタ位ですかね?(笑)


メタボとは?

正式名はメタボリックシンドローム。一般的には『内臓脂肪症候群』と言われています。

その名の通り、内臓脂肪による肥満(おへそ周り:男性85cm、女性90cm以上)で、かつ「脂質異常」、「高血糖」、「高血圧」の3つのうち2つ以上があてはまる状態だとメタボと診断されます。ただ1つでも当てはまるとメタボ予備軍だそうなので要注意です!


メタボになると生活習慣病を誘発するリスクが高くなると言われています。具体的には、癌、脳血管疾患、心疾患、それらの危険因子となる動脈硬化症、糖尿病、高血圧症、脂質(コレステロール値や中性脂肪)異常症などです。それだけでなく、メタボになると歯周病の発症率が高くなるという研究結果も出ています。


脂肪細胞と歯周病の関係

人の身体には300億~600億個の脂肪細胞があると言われています。食べすぎで余った脂肪は細胞に貯蔵され、必要な時に供給されるのは良く知られた機能です。「脂肪=悪」というイメージが先行しがちですが、体温の維持、内臓の位置の保持、食欲をコントロールするホルモンの分泌、抗糖尿病作用を持つ物質の分泌、など脂肪細胞は人の活動に必要な様々な役割を担っています。


ところが、余った脂肪がどんどん脂肪細胞に蓄積されると脂肪細胞が肥大化します。すると、これまで善玉集団だった脂肪細胞が不良化して善玉物質の分泌・生成が減り、悪玉物質がどんどん増えていきます。悪玉物質の1つに炎症を引き起こす物質の分泌があります。少し太るだけで、炎症物質が体内に大量に排出され、歯周病を悪化させるのです。


この表は、肥満度を表す指標であるBMI値[体重(kg)]÷

[身長(m)の2乗] と歯周病の関係です。


BMI値が20未満の歯周病罹患を1とした場合、20~24.9で1.7倍、25~29.9(肥満度1)で3.4倍、30以上(肥満度2)で8.6倍にもなることを意味しています。


さらに、体脂肪率が5%上がるごとに歯周病にかかるリスクが1.3倍になるとの結果もあります。


このように、意外な所でメタボと歯周病が関係しているのです。ですから、毎日の歯磨き

は勿論ですが、人の身体は色んな繋がりがありますので、まずは健康であるということが

一番重要なのかもしれません。

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