top of page
  • 葉山歯科

デンタルニュース 7月号

ちょうど4年前、口腔がん検診スタートの告知をしてました。

まだ「口腔がんってなに?」「口の中にも癌って出来るの?」という反応も多く、「啓蒙活動みたいなものかぁ」と思っていたのは今は昔。。。


堀ちえみさんの疾患以来、口腔がんの認知度もやっと上がってきたようです。まだ定期検診される方は限られていますが、口腔がん検診も他のがん検診と同じように最低年1度の定期検診をお勧めしています!


最近「予防歯科」の重要性が言われるようになり、歯の定期検診にきちんと通われている方が増えていると思います。定期検診されている方はこのように考えていませんか?


定期的に歯医者で検診してもらってるし、癌も診てもらってるでしょ。

だからきっと大丈夫♥


残念ながら、歯医者さんで保険を使って「歯」の検診をする場合、「むし歯」と「歯周病」の検査はしていますが、「癌」のチェックはしていません!←ここ重要!


そうなんです、明らかに肉眼で見える位進行している癌であれば、見つけることもありますが、皆さんが期待しているような早期発見して早期治療できる初期の癌は、症状が伴わないことも多く、予防歯科の定期検診で見つかる可能性は残念ながら低いのが現状です。


実際にこの2枚の写真を見比べてみてください。

上の写真は癌が出来ているお口の写真です。一見すると何もないようですが、特殊な光を当てると下の写真のように黒く見える所があります。ここが実は癌化している患部です。


このように症状の伴わない癌の早期発見には、特殊な光を出す器械を使ったがん検診が有効となります。この蛍光観察装置と呼ばれる特別な器械を使ったがん検診は、米国では半年に1回受診することが実質義務化されているそうです。葉山歯科では、この蛍光観察装置の中でも症例数が多く、癌の初期発見率で有力とされるベルスコープという装置を用いて次のような口腔がん検診をしています。


口腔がん検診の流れ

  1. 口腔がん検診用の問診にお応え頂きます。

  2. 始めにお口の中を視診・触診します。粘膜に異変がないか、しこりがないか診ていきます。

  3. 次にベルスコープの光を当てて、お口の中の隅々まで視診します。

  4. ​記録、及び診断書用に、お口の中の写真を撮ります。この時、通常のライトとベルスコープをあてた時の両方の写真をあらゆる角度から撮らせて頂きます。

  5. 最後に検診の結果報告書をお渡しします。


できれば皆さんに年に1度は受けて頂きたい口腔がん検診、ご希望の方は受付まで♪

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page