今年はおそ~い梅雨入り☂でしたね。大雨と蒸し暑さの繰り返しで、既にバテ気味な今日この頃。天気のせいと言うよりはお年頃のせい...⁉(笑)
さて、マスクから解放されたからでしょうか。ここ最近、葉山歯科のご相談あるあるが『口臭』。ということで、今月のニュースは口臭について書いてみたいと思います!
口臭の原因について
主な臭いの原因を分けると、細菌性・炎症性のものと、食事性のものになります。
ですからお口の中だけでなく、耳、鼻、のど、呼吸器、消化器の病変部から発生する臭いが口臭となって出てくることがありますし、糖尿病でも口臭がおこります。
一応『デンタルニュース』なので(笑)、ここではお口に関連する内容に絞ります♪
お口が乾燥すると細菌がお口の中で繁殖します。具体的には起床時、空腹時、緊張時など「お口が乾燥しててなんだか臭うな?」と思いませんか?
いやいや、お口の乾燥とかのレベルじゃなくて、本当にもっと臭うんだよね...(泣)
と言う方の場合は、もう少し頑固な細菌や炎症がありそうですね!
プラークや歯石が溜まっていると「食べカスが溜まってるだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、プラークは細菌の塊で、そのプラークが石のように硬くなってしまったものが歯石です。どんなに歯磨きをしていても、歯磨きが出来ているとは限りません。特にしばらく歯医者さんに行ってない方、要注意ですよ~
さらに細菌が増えてしまって、その細菌に感染するとむし歯や歯周病になります。これらが原因で炎症が起こると細菌性と炎症性のダブルパンチです。特に重度の歯周病の臭いは独特ですが、きちんとケアすることでかなり改善します。
また舌につく白いこけ(舌苔:ぜったい)も口臭の原因とされています。舌苔にも細菌がたくさんついているので、舌ブラシを使って優しく落としましょう。但し、舌には味蕾(みらい)といって食べ物の味を感じる器官があります。舌ブラシの使い過ぎや強い力でゴシゴシしてしまうと味蕾を傷つけてしまいますので、使う時はやさし~く舌苔を取るのがポイントです!
同様に、マウスウォッシュもアルコールが入っていると殺菌効果があると思われがちですが、使いすぎのアルコール刺激でドライマウスになって逆効果になることもあります。
参考文献: 大原盛勝、北原文子監修『歯のトラブルは万病の元』より
口臭対策
ここまで読んで頂いたら大体想像がつくと思いますが、まずはお手入れ!
お家でのケアだけでなく、定期的に歯医者さんでメンテナンスしておくことが重要です。
それだけでお口の中の細菌や炎症はかなり軽減すると思います。
ただ実際には必要以上に口臭を気にする方もいらっしゃいますので、客観的に口臭の度合いを測る検査もあります。10秒のうがいで唾液を取って試験紙を通す唾液検査では、口臭の度合いだけでなくむし歯や歯周病の状態も簡単に分かります。そこから少しずつ対策していく方法もありますので、ご希望の方はぜひスタッフまでお声がけください。
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