毎日、毎日暑くなってきました。夏本番ですね!
海の家も再開、今年の夏はいつも通り?と思いきや、ここの所またコロナが流行り、今度はサル痘とか。はやく普通の生活に戻りたいですね。
さて、歯周病の予防・ケアについてはかなり浸透してきた葉山歯科ですが、今月のニュースは『歯周病の原因は細菌だけではない』というお話です。
歯周病とは?
「歯周」と読んで字のごとく、歯の周りの組織(歯周組織)の病気です。
歯周組織に何らかの理由で炎症が起き、その炎症が重症化すると、歯を支えている骨(歯槽骨 しそうこつ)が溶けて体に吸収されてしまいます。その結果、歯槽骨が歯を支えられなくなり、歯がグラグラしたり、痛みが出たりして、最終的には歯が抜けてしまいます。
健康な歯ぐき
歯周病の歯ぐき
歯ぐきの炎症は、細菌感染によるものが最も一般的です。プラークや歯石の中にいる歯周病菌に歯周組織が感染することで歯周病を発症します。しかし、かみ合わせが原因で歯ぐきの炎症が起き、歯周病になるというのは意外と知られていません。
咬合性外傷とは?
かみ合わせが原因で、お口の中や歯周組織などに外傷(損傷)を引き起こすことを咬合性外傷といいます。例えば、歯並びが悪かったり、かみ合わせが深かったり、無意識でしている歯ぎしりや食いしばりなどにより、強い力が歯にかかることにより、咬合性外傷が起こります。
お手入れが行き届いた健康な歯ぐきであっても、過度な力が歯の頭の部分にかかると、歯の根っこに負担がかかり、歯周組織が損傷し、炎症が起こり、歯周病を発症します。
また、歯周病で既に歯周組織に炎症が起こっている場合であれば、通常の噛む力でも歯周組織がさらに損傷し、炎症が重症化し、歯周病が悪化する事になります。
咬合性外傷による歯周病ケア
このように一口に歯周病と言っても、様々な原因が考えられます。
かみ合わせの調整で良くなるケースもあれば、歯ぎしりが原因であれば、マウスピース装着して寝ることが有効な場合もあります。歯ぎしり用のマウスピースであれば保険適用されますので、起きた時に「歯をガリガリやった感覚が残ってるな~」という方はぜひお気軽にご相談ください♪
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