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葉山歯科

デンタルニュース 9月号

暑い夏、やっと終わりでしょうか?まだ暑い日もありますが、少しずつ涼しくなって、朝晩は過ごしやすくなってきましたね♪


さて、今月はドライマウスのお話。唾液が少なくなると、なんと肺炎まで起こしてしまうので、ことは意外と深刻なのです。。。


ドライマウスとは?

通常、大人で1日1リットル~1.5リットルの唾液が分泌されます。しかし、ストレス、筋力の低下、病気、薬の副作用などの理由から唾液の分泌量が減り、お口の中が乾いてしまう状態のことを「ドライマウス」、「口腔乾燥症」といいます。

健康な生活ではあまり意識することはありませんが、唾液には様々な役割があります。


唾液の作用

自浄作用: お口の中の細菌、食べかすなどの汚れを洗い流す作用

粘膜の保護: 硬い歯がほっぺの内側にあたっても痛くないのは唾液のお・か・げ

潤滑剤: 舌や喉の動きが滑らかにして、食べ物を飲み込みやすくする

消化酵素: 唾液の中の酵素が炭水化物を分解して消化を助ける

緩衝作用: 細菌の働きで酸性に傾いたお口の中を中性に戻す役割

抗菌作用: お口の中に侵入した細菌の働きを抑える


唾液はお口の中の細菌も洗い流します。唾液がお口の中に一定量たまると、細菌ごと胃に流し、胃の中の酸でこれらの細菌を殺します。こうやって私たちの健康は保たれています。


ドライマウスと肺炎の関係

ところが唾液の分泌が減ると、うまく飲み込むことができなくなり、常在菌が気管にまぎれこみます。特にドライマウスでお口のお手入れが行き届いていないと、細菌がさらに繁殖しています。これらのお口の細菌が肺に入り、肺炎を引き起こすのです。

「たかがドライマウス」と思われるかもしれませんが、命にかかわることもあるので深刻です。


唾液を出すには?

図のように唾液腺をマッサージしてみましょう!


耳下腺: 耳前からほほに指全体で5~10回円を描くように


顎下腺: 耳下から顎先にかけて顎の骨の内側を5~10回押す


舌下腺: 顎先のとがった部位の内側に両手の親指をあて、下から舌をつき上げるよう5~10回押す



ドライマウスの場合、唾液を出すこともですが、お口の細菌が繁殖しやすい環境ですので、きちんとお手入れしておくことも重要です。

定期検診、ドライマウスの方でも安心して使えるマウスウォッシュ、お家でのケアの方法などお気軽にスタッフまでご相談ください♪

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