秋ですね。緊急事態宣言もやっと解除となり、先日の台風もそこまでひどくならず、このまま平穏に日常生活がおくれるといいのですが。。。
さて、秋と言えば「食欲の秋」。美味しいものが多くてついつい食べすぎてしまいませんか?そんな方にお勧め、食べ方とダイエットのお話を書いてみたいと思います。
よく噛んでゆっくり食べると、ダイエット効果があるってホント?
この答えあわせは後回しにして、もしこれが本当だったら「美味しいものをお腹いっぱい食べたいけど、でも太りたくない」と思っている方にとっては良いお知らせですね♪(笑)
実は早く食べた時と、ゆっくりよく噛んで食べた時の食後のエネルギー消費量を比べた実験があります。それによると、300キロカロリーのブロック状食品を食べてからの90分のエネルギー消費量は、じゃじゃーん!!!
早く食べた場合: 平均7kcal/体重1kgあたり
ゆっくり食べた場合: 平均18kcal/体重1kgあたり
とこれだけの差がでたそうです。
そうなんです、答えは「YES!」。同じものを食べても、ゆっくりよく噛んで食べると消費エネルギーが高く、すなわちダイエット効果があるということになります。
では良く噛んで食べるとどうなるのでしょう?
まず、第一大臼歯(前歯から数えて6番目の歯)で良く噛むと脳に刺激が伝わり唾液がでます。唾液にはアミラーゼという酵素が含まれていて、炭水化物を分解してくれます。この消化作用により胃腸の負担を軽くしてくれると言われています。
また舌には味蕾(みらい)という味覚を感じる場所があります。その味蕾に味覚を伝えてくれる役目をするのが唾液です。奥歯で良く噛むことで、唾液がでて、味蕾が多くある舌の奥で味覚が増し、より美味しく食べることが出来ます。
このようにしっかり奥歯で噛むことが重要なのですが、歯を悪くして奥歯が減ってくると思うように噛むことができません。すると何度も噛まなくてはいけないものを避け、ステーキの代わりにハンバーグ、ご飯の代わりに麺類と、軟らかいものばかり食べるようになっていきます。噛まずに飲みこむ、つまり早食い→肥満になっていくのです。
良く噛んで、おいしく食べ、健康に過ごすためにも、悪くなってしまった歯を治療するのは勿論ですが、悪くしないよう予防しておくことも大切です。何度も生えてこないご自分の歯、大事にしましょう!
定期検診のご予約は、受付までどうぞ~♪
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